2009.05.29 Friday
風穴の里の話
松本市の安曇に稲核というところがあります。いねこき と読むのですが、そうですね、しおり絵から松本インター方面に車で20分ほど行った所です。
そこに風穴の里という道の駅があります。風穴『ふうけつ』とは、地下水から生まれた冷気が、ガラ場を通って地上に出てきた所のことで、言わば天然の冷蔵庫です。
この稲核地区には風穴がいくつもあり、昔は蚕の卵を貯蔵して全国的に有名でした。今でも漬物などを貯蔵して使っています。風穴の里の一角に、見学のできる風穴ができたとのことで、先日見に行ってきました。
中に入ると、ひぇ〜涼しい、温度計は5℃でした。そして、奥に日本酒の瓶が沢山!そうなんです。この度、酒造会社と協賛して、日本酒を風穴で貯蔵して売り出すという試みが行われたのです。信州の地酒を風穴でじっくり熟成、、美味しくなりそうですね。うちでも買ってみたいです。今度、聞いてきましょうか。
風穴の里には、しおり絵で部屋菓子としてお出ししている、風穴の里饅頭、花瓶敷きやコースターとして使っている深山織りが作られる地区です。太鼓橋を渡っていくと深山織りの体験もできますし、安曇資料館や前述の風穴が見学できます。道路をはさんだ別館には乗鞍高原のパン屋さんル・コパンの売店もありますので、ちょっと休憩に立ち寄ってみてはいかがでしょう。長寿の秘訣、稲核菜も忘れずに召し上がってくださいね。
おかみ